誰でも罹るかもしれない心の病気【健康は第一の富】

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心因性精神疾患について

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誰でもつらいことがあった時、悩んで落ち込んだり不安定になったりします。しかし時間と共に回復してくれます。ところが状態が重いままで回復してくれないと精神疾患だといえます。この状態を心因性精神疾患といい、心の病気ともいいます。原因となる出来事は親しい人との別れや、会社での出来事、家庭での悩みというような最近のことだけでなく、子供の時の嫌な事、恐怖といっただいぶ前の事が尾を引いて大人になっても不安が起こる場合もあります。心の病気は遺伝的要因よりも環境や性格と、心理的ストレスが原因になっていると考えられ、理由がはっきりと認識できることが特徴の一つです。また躁うつ病や統合失調症などの脳の病気よりも症状が比較的軽いといわれます。心の病気は今まで問診でしか診断できませんでしたが、脳血流検査や血液検査法が開発されて今後は診断方法の確立が期待されます。心の病気の治療法は症状の重さに個人差があり、一概にはいえませんが、抗うつ薬や抗不安薬などを使用し、長期にわたって治療をします。また心の病気ではカウンセリングなどの心理療法が効果が高いため、不安を和らげ、生活を見直すためにカウンセリングも同時に行なっていきます。

心の病気には神経症や不安障害、心因性視力障害などがあり、これらがどのような特徴があるのかまとめてみました。神経症の症状は不安が中心です。原因の心の傷は幼児期や小児期までさかのぼることもあり、これが大人になって無意識に現れてきます。そして気分が落ち込んだり不快な症状が軽くなったり重くなったりが何年も続きます。しかし他の精神疾患ほど症状が重くなることはありません。昔のことが原因のことが多いため何が原因かはっきりしないことが多いのです。人口の10%が神経症を患っているといわれ、まじめで向上心が高い、神経質などなりやすい傾向があるといわれますが、誰にでも発症しうる病気なのです。不安障害は20代〜40歳代にかけて年齢が高くなるとともに発症者の割合は高くなっていきます。原因は精神的なショック、心配事などの精神的な要因に加え、過労や睡眠不足などの身体的条件が引き金となって発症し、男性よりも神経質な不安傾向にある女性の方に多くみられます。不安、不眠、いらいら、緊張、うつ、抑うつなどの症状がみられ、特にうつ病が併発することが多いことが特徴です。心因性視力障害は目の屈折異常など何の異常もなく視力が不安定で、めがねなしでも良い視力が出たりします。原因は人間関係や親子関係など精神的ストレスだと考えられます。時間が解決することが多く、成長とおもに自然に視力が回復することができるため、神経質にならずに見守ることが大切なのです。